4月26日には『ショコラ2 社会人百合アンソロジー』が発売されます。
というわけで今回は前作『ショコラ 社会人百合アンソロジー』の感想を書いていきます。
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『ショコラ 社会人百合アンソロジー』の感想
よるのふたり(岸虎次郎)
カラーで4ページのみ。
まさに社会人っぽい百合。一発目としては正しい。
ハッピーエンドを目指して(桐山はるか)
小説家と担当編集の百合。
よくあるパターンだけど悪くはなかった。
はつ恋トワレ(百乃モト)
退社する先輩と残された後輩の百合。
こういうの社会人らしくていい。
最低ロマンス(鹿嵐)
おっぱい百合。
ある意味問題作。面白かったけど。
リリハラ!(コダマナオコ)
元同級生同士の上司と部下の百合。
コダマナオコ先生らしさが出てる(おっぱい的な意味で)。
ここにおかえり(長代ルージュ)
同棲百合。
ママ~
一色の紫陽花(筍)
芸妓百合。
いい変化球だ。
オフィス、先輩、キライな私。(大沢やよい)
まさかのルー子さん。『2DK、Gペン、目覚まし時計。』のスピンオフ的な。
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てか流石にズルくね?(笑)。ルー子さんは出てくるだけで面白いからなー。
10年と恋(樺山)
10年ぶりに再会した生徒と先生の百合。
まあ先生の立場としては仕方ないね。
鈍感なかわいいひと(竹宮ジン)
後輩に片想いする先輩。
短いページでよくまとめたと思う。まさにベテランの技。
マーブルに小指を隠して(ヨドカワ)
後輩を誘う勇気のない先輩の話。
これ一歩間違ったらストーカーなんだよなぁ……
すれ違い~出会える奇跡を大切に~(黄井ぴかち)
別れた社会人同士の話。
こういういのは珍しいパターン。
私の可愛いアイドル(中村ユキチ)
アイドルとファンの百合。
ちょっとヤンデレ臭がするのすこ。
あらしが来たりて(雨水汐)
なかなか会えない系の百合。
でもそんなんで休んでたらやべーぞ。
大人のえとせとら(トクヲツム)
大人のデート(意味深)。
まあそんな感じです。
まとめ
全体的には良かったと思います。評価が良かったから続編が出るわけですし。
なんか歳を取るにしたがって「社会人百合」のよさが分かるようになってきました。昔は学生百合ばっかだったんだけどなぁ(遠い目)……
「社会人」というテーマはかなり自由度が高いため、作者さんの個性が出ますね。
最近の一迅社の百合アンソロジーはテーマがかなり限定されたものが多いのでネタ被りとかも出やすいです。ある程度は仕方ないですが。
参考記事→『ユリキュール アルコール百合アンソロジー』の感想
参考記事→『マカロン アイドル百合アンソロジー』の感想
ただ、ページ数がかなり少ない作者さんが多かった気がします。
作者さんの数を絞って一つの話のボリュームを増やしてほしい人もいれば、短くても多くの作者さんの話を読みたい人もいると思うので難しいところですね。
このアンソロジーの個人的MVPは大沢やよい先生です。百合としてはぶっちゃけ微妙ではあるものの、ルー子さんのインパクトはヤバい(笑)。
まあ一番好みが分かれる話だったかもしれません。『2DK、Gペン、目覚まし時計。』知らないと魅力が半減してしまうので。
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ちなみに「社会人百合」というテーマでは一迅社だけでなく、KADOKAWAも出していますし、双葉社も出版予定です。
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特に『シロップ』は執筆陣が超豪華なので楽しみです。もちろん買ってレビューしますよー。
『ショコラ2』にも期待です。
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