先日、宮澤伊織先生による小説『裏世界ピクニック』がアニメ化されることが発表されました。
【TVアニメ化決定!!】
『裏世界ピクニック』TVアニメ化決定!!
アニメーション制作はライデンフィルム×FelixFilmとなります。
監督・シリーズ構成は佐藤卓哉氏!
キャスティングは、主人公の紙越空魚役に花守ゆみりさん、仁科鳥子役に茅野愛衣さんのお二人です!#裏ピク pic.twitter.com/8SwIocvBPs— TVアニメ「裏世界ピクニック」公式 (@OthersidePicnic) March 5, 2020
さて、この『裏世界ピクニック』とはどんな作品なのでしょうか?
『裏世界ピクニック』とは?
といった話です。
「ピクニック」というお気楽なワードがタイトルについているものの、本作品における「裏世界」はいわゆるなろう系の「異世界」とは全く違います。「裏世界」では得体の知れない生物や危険なトラップが仕掛けられており、命の危険を伴うような場所なのです。アニメ1話放送時には「思ってたのと違う」ってなる人が多そうですね。
本作の作者・宮澤伊織先生は百合に関して造詣が深く、『裏世界ピクニック』についても「百合」だと言っています。このインタビュー記事は必見でしょう。
百合が俺を人間にしてくれた――宮澤伊織インタビュー
ちなみに宮澤伊織先生は当ブログでも感想記事を書いた『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』にもトップバッターとして寄稿しています。「百合」のはずなのに登場人物が1人しかいないという異色の作品です。
関連記事→『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』の感想
『裏世界ピクニック』の感想
『裏世界ピクニック』の感想としては普通に「面白い」というのがまず一つ。SFはそんなに得意なジャンルではないのですが、それでも入っていけるだけの魅力がある作品です。
「くねくね」「八尺様」「きさらぎ駅」といったネット怪談が流行ったのも時代だなぁという印象。そういえば『電車男』が流行ったのもそのくらいの時期でした。今だったら「嘘松」の一言で一蹴されそう(笑)。
作者が「百合」として書いていると明言するだけあって百合要素もあります。序盤はそうでもないのですが、裏世界で数々のピンチを共に乗り越えていくことで、どんどん空魚と鳥子の関係は深まっていきます。こんな帯になる程度には……
裏世界ピクニック4巻、紙の本ならではの遊び心として「空魚大好きだよポイント(SDP)」を導入しており、これは中身の展開に耐えられず本を閉じるたびに帯の《質量》が増していく……という読書体験を想定して書かれたメインキャッチです pic.twitter.com/z3RrRbWwSp
— 溝ロカ丸 (@marumizog) December 19, 2019
また、本作は水野英多先生の作画でコミカライズ版が『月刊少年ガンガン』にて連載中です。累計発行部数500万部を超えるヒット作、『スパイラル 〜推理の絆〜』の作画を担当したこともある水野英多先生の画力は凄まじいので必見。小説を読むのに抵抗がある人にもおススメです。1巻は約280ページとかなりボリュームがあります。
まとめ
原作小説もコミカライズ版も非常にクオリティが高く、アニメにも期待できる作品です。「アニメ映え」しそうなタイプの作品ですし。
『裏世界ピクニック』を電子書籍で読むならebookjapanがいいでしょう。
初回ログイン時70%OFFクーポンが付与されます。原作とコミカライズ版両方欲しい人にもおススメです。
コミカライズ版
【デジタル版限定特典付き】裏世界ピクニック 1巻
原作小説
裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル
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