竹嶋えく先生の新作、『ささやくように恋を唄う』(通称:ささこい)1巻を読んだので感想を書いていきます。
表紙が強い。
『ささやくように恋を唄う』のあらすじ
高校入学初日、新入生のひまりは新入生歓迎会で演奏したバンドのボーカル・依(より)に、ひとめぼれという名の憧れを抱く。校舎で出逢った依にそのことを伝えるひまりだったが、まっすぐに気持ちを伝える彼女に、依はひとめぼれという名の恋心を抱いてしまい……お互い好きだけど、どこか微妙にすれ違う、ひとめぼれから始まる恋物語。
二人のひとめぼれの意味が違うのはネタバレになるから書かない方がいいのかなと思っていましたが思い切りあらすじに書かれてたという(笑)。
要するにひとめぼれのすれ違いがテーマの百合作品です。
作者の竹嶋えく先生のツイッターから1・2話は無料で読めます。
ボーカルの先輩にひとめぼれした話① pic.twitter.com/iLbUeOyHhp
— 竹嶋えく🌸6/18ささこい1巻 (@takeshimaxfj) 2019年6月20日
後輩の女の子にひとめぼれした話① pic.twitter.com/sAXLqzHzKR
— 竹嶋えく🌸6/18ささこい1巻 (@takeshimaxfj) 2019年6月20日
ゆりひめ@ピクシブでも読めます。お好きな方でどうぞ。
ささやくように恋を唄う-ゆりひめ@ピクシブ
『ささやくように恋を唄う』1巻の感想
竹嶋えく先生の場合、とにかく絵がかわいい。まずそこです。百合漫画においては非常に重要な点。
そしてひまりのまっすぐさもかわいい。依先輩の不器用さもかわいい。
つまり性格もかわいい。さっきからかわいいばっか書いてんな…
もちろんそのようなパッと見でわかるかわいさも作品の魅力なのですが、テーマであるひとめぼれのすれ違いの魅せ方も上手いです。
二人の「好き」の意味が違っているのが読者にも何となくわかるように描くのが凄い。
無料で読める1・2話は特に秀逸で、同じ話をひまり視点と依先輩視点で描くことで「すれ違い」を表現しています。百合姫本誌でも同時掲載でした。
単行本収録の話では5話もかなりヤバい(語彙力)。ひまりの天然タラシっぷりには「そういうとこやぞ」とツッコミたくなること間違いなし。
今後はこの二人の「好き」のギャップをどう埋めていくのかが焦点になってくると思います。1巻では出番が少なかったサブキャラたちにも注目。
単行本にはおまけ漫画も収録されているので百合姫本誌を読んでいる人も単行本、買おう!
まとめ
設定としてはかなり王道の先輩後輩百合ですが、見た目だけでなく中身も素晴らしい作品なのでぜひ読んで欲しいです。
単行本収録の5話が現在の最新話なので、単行本で『ささやくように恋を唄う』に興味を持った人はこの機会に百合姫本誌を購読することも検討してみてください。8月号では単行本化作業のため休載ですが……
さて、6月の百合姫コミックス新刊配信を記念し、各種電子書籍サイトにて7月1日までの期間限定で竹嶋えく先生の『晴れの国のあっぱれ団』『君に好きっていわせたい』が30%オフとなっております。
君に好きっていわせたい
晴れの国のあっぱれ団
『ささやくように恋を唄う』で竹嶋えく先生に興味を持たれた方はこちらの作品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
特に短編集の『君に好きっていわせたい』はおススメです。とにかく女の子がかわいい。
もちろん『ささやくように恋を唄う』の今後にも期待です。
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