矢村いち先生の『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』1巻を読んだので感想を書いていきます。
『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』のあらすじ
失声症で声がだせない少女・真白が出会ったのは、ぶっきらぼうだけど心が読める女の子・心崎でした。真白の嘘偽りない心の声をすくい取り、不器用な優しさで真白を助ける心崎。2人が織りなすまっすぐで優しい世界は、やがて周囲の人たちを温かく変えていく。単行本化の声殺到の佳作が、ここでしか読めない描き下ろしエピソードをひっさげついに刊行! 声のだせない少女と心が読める少女が織りなす、優しい世界の以心伝心コメディ。
『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』は失声症の少女・真白と心が読める少女・心崎を中心とした日常系コメディです。
本作はもともと作者の矢村いち先生がツイッターで掲載していました。
声がだせない少女の話 pic.twitter.com/RvgmqLf0jh
— 矢村いち (@yamuraichi) November 27, 2019
17万いいねとバズりまくり現在は『週刊少年チャンピオン』で連載中です。
当時はまだ単行本も出ていなかったのに「次にくるマンガ大賞 2020」にノミネートされた、今注目の作品となっています。
『声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている』の感想
真白と心崎の噛み合っているようで噛み合っていないやり取りが魅力の作品です。
あくまでメインは真白と心崎の二人ですが、途中から新キャラも登場。フツーの女子高生であるクラスメイト・中村は二人の対比としていいポジションに収まっています。かわいいものが大好きなコンビニ店員・習志野もかなりいいキャラ。
障害をテーマにしているのに暗い雰囲気にならないのも素晴らしいです。
問題はタイトルが長すぎることくらいでしょう(笑)なお公式の略称は「声カノ」とのこと。
まとめ
まさに優しい世界。
心の声を簡単に表現できる「マンガ」という媒体の特徴を最大限に活かした作品だと思います。
2巻以降にも期待したいですね。
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