工藤マコト先生の『HGに恋するふたり』1巻を読んだので感想を書いていきます。
「HG」とはハードゲイではなく「ハイグレード」のこと。
『HGに恋するふたり』1巻のあらすじ
14歳の時ガンダムとの運命的な邂逅をはたし、MS萌えに目覚めた神崎さやか。
周囲とのギャップや家族の無理解などからその気持ちを抑え込んで生きていたが、
ある日、ガンプラ好きの女子高生・高宮宇宙(そら)と出会い…!?ガンダムを愛する二人が出会った時、何かが始まる――。
『好き』で気持ちを通わせるアラサーOLとJKが贈る『ガンプラ』日常コメディ!!
引用元: HGに恋するふたり(1)
女性であることからガンダム好きを隠して生きてきた1988年生まれのアラサーOL・神崎さやか。彼女とガンプラ好きの女子高生・高宮宇宙が織りなすガンプラ日常コメディとなっています。
1988年生まれが子供だった頃はまだネットも発達していませんでした。今はネットで簡単に見つけられますが、当時に「同志」を見つけるのは難しかったのです。
アニメも今みたいに動画サイトが発展してるわけではなかったので、「映らなかったら見れない」という環境。そういう意味では今は恵まれてますね……
神崎さんは初めてのガンダムがXでSEEDでストライクに一目惚れした… とあるんでおそらくその間にあったガンダムは?てなるかもですが単に田舎では映らなくて見れなかったってだけです。… 当時の田舎民はまじで見れるアニメ限られてた… pic.twitter.com/no5viBLa8v
— 工藤マコト@YGにて「不器用な先輩。」GAにて「HGに恋するふたり」連載中 (@m0721804) April 5, 2020
『HGに恋するふたり』1巻の感想
自分はガンダムをほとんど知らないのでちょくちょく挟まれるガンダムネタはほとんど理解できませんでした。それでも日常系コメディとして楽しめる作品です。
アラサーOLと女子高生の組み合わせはそれだけで尊い。それにしても2002年生まれがもう16歳なのか……(本作は2018年が舞台)。2002年といえば日韓ワールドカップの年なんですがそれは……ということで時の流れも感じさせてくれます(笑)
本作の主人公・神崎さやかの好きなものを抑圧されて生きてきたという苦悩には共感する人も多いと思います。
百合的には「おねロリ」にはならない程度の微妙な年齢がちょうどいい感じです。1巻の時点ではそれほど百合百合してるわけではないので次巻以降に期待という感じでしょうか。そこまで百合百合するイメージは沸きませんけどね……
あとは作画がめっちゃよかったです。顔のアップは画力がモロに出るんですがこの作品は安定感が凄い。
ただ、ボリュームがやや少ないのは気になるところ。電子で買ったので物理的にはわかりませんでしたがたぶん薄い(笑)
まとめ
なんか最近ピンポイントに世代を打ち抜く作品が増えてる気がします。ある程度お金にも余裕ができてそうなアラサー世代にとって懐かしのコンテンツを扱うのはビジネス的にも正解なんだろうなーとも思いました。ガンダム知らないのにこれ買ったのは主人公と世代が近いというのもあったので。ガンダムSEEDとか曲しかわからん……TMRと玉置成実のイメージがあります。
漫画としては普通に面白い作品でした。ガンダム好きな人はもっと楽しめるでしょう。
2巻以降にも期待です。
コメント
北九州市漫画ミュージアムに「HGに恋するふたり」漫画単行本第1巻を寄贈しました。すごいだろう?最近はガンダムじゃなくて仮面ライダーのプラモ作りにはまってます。
北九州市漫画ミュージアムに「HGに恋するふたり」漫画単行本第2巻を寄贈しました。すごいだろう?ヤフオクでHGリライジングガンダムを買って組み立てました。転売屋はどうにかならないでしょうか?