今回は「電撃大王」に連載中の『やがて君になる』最新話である44話の感想を書いていきます。
単行本8巻の内容を含みます。ネタバレ注意!
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『やがて君になる』44話「夜と朝」のあらすじ
七海家に到着した侑はインターホンを押そうとしますが、燈子の両親と鉢合わせしてしまいます。
挨拶をし、出かける両親を見送って七海家に二人きりとなった侑と燈子。
ソファーに腰掛け侑から燈子へキス。
その後は買い物に行ったり家のテレビで映画を見たり料理をして過ごします。
料理をしながら燈子は侑に対し「恋人」とか「付き合っている」という言葉を使いがちなことを指摘。
どうやら燈子としては二人の関係性に名前をつけたくないもよう。
そして風呂に入った後ベッドに行き、レズセ。
朝チュンして次号最終回となります。
『やがて君になる』44話「夜と朝」の感想
レズセ回。やが君らしい美しさがあるので本誌で読んでほしいところ。
前回までの内容から考えると自然な流れではあるのですが、本当に『やがて君になる』という作品でレズセを見ることになるとは……すごくえっちだった。侑がだいたい上にいるのもイメージ通り。
一緒に風呂という展開にならなかったのは残念か……?
どうしてもレズセに目が行ってしまいがちですが、この話で重要なのはそこじゃないと思います。
燈子と侑の過去・現在そして未来の関係性の変化について。「変わる」ことはこの作品の大きなテーマとなっています。
侑は恋愛への憧れがあったから「恋人」とか「付き合っている」という言葉を使いたがるのでしょう。
もちろん今の二人の関係に名前を付けるとしたら「恋人」以外には無いし、これからもそう。
でも燈子が二人の関係に名前をつけたくないという考えは、一緒にいても二人の関係は変わっていって、その同じではないはずの関係に対して「恋人」という同じ言葉を使うことへの違和感からきているわけです。
この考え方はなんとなく燈子っぽさを感じますね。
選ぶのが苦手だった侑も自分で選べるようになり、人間的にも成長できています。
次回はとうとう最終回となります。
まとめ
いろんな意味で凄い回でした。
好きな作品が終わるのは寂しいですが、きちんと終わらせることができるという意味ではよかったと思います。打ち切りとか結構多いですからね……
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