今回は4月26日に発売された『やがて君になる』の最新刊である7巻の感想を書いていきます。
ネタバレ注意
6巻の最後では侑がとうとう燈子への気持ちを打ち明けるという衝撃的な最後で終わりました。
6巻の感想はこちら
さて、7巻はどうなるのでしょうか?
『やがて君になる』7巻の感想
第35話「一人と一人」
案の定気まずくなってしまった侑と燈子。
あれだけ好き好き言ってきたくせにいざ相手が自分のことを好きになったらこれである(笑)。
劇団に入ったことで自分の居場所を見つけられたとも言えるものの、根本的な考え自体はまだ変わっていない状態です。
そして侑はわかったと思った「好き」がまたわからなくなってしまいました。
つらい。
第36話「いつかの明日」
都と人気のカフェに行って話をした沙弥香。たっぷり惚気話を聞いたようです。
最後はやはり理子に見つかってしまいますが、その光景を見て沙弥香は「いいな」と思いました。
これでもう燈子へ告白する決心がついたようですね。
こういうアドバイスのシーンは結構好きです。
幕間「答え合わせ中」
理子は都と違って男でもいける人であることは5巻の最初でも語られた通りです。
ではなぜ今女である都と付き合っているのか。
その謎がこの話で明らかになりました。
「答え合わせ中」とはまさにそのままですね。
第37話「灯す」
燈子と沙弥香は修学旅行へ。
そしてチャンスを窺いつつ燈子を呼び出します。
沙弥香が何を言おうとしているか察した燈子は牽制しますが沙弥香は逃げません。
今まで「待ち続けた」沙弥香がとうとう踏み込んで燈子に告白します。
あえて画像は載せません。この史上最高クラスの告白シーンはぜひ自分の目で見て欲しいですね。沙弥香かっこよすぎ。
このシーンはかわいい。
第38話「針路」
人は変わっていくものですが、その変わっていく人を好きでい続けるという事がわからない燈子。
まあ燈子の考えが全て間違っているとは思いませんが、ちょっと極端すぎるんですよねぇ。
しかし沙弥香とボートに乗りながら話すことでその点についての理解を深めていきます。
そして沙弥香の告白に対する燈子の返事は「私は沙弥香を選べない…選ばない」というもの。
実際に「好き」の本質が「選ぶ」ことなのかはわかりませんが、燈子が出した答えはそうだったということです。
「人から好きだと言ってもらえて嬉しいと思えたのは…初めてだった」
というのはつまり、侑からの「好き」は嬉しくなかったということです。話を読んでればわかりますが。
でも燈子が好きなのはその侑なんですよね。
かなり謎な状況ではあるものの、矛盾が無いように話が構成されているのほんと凄い。
第39話「光の中にいる」
また恋愛がわからなくなった侑ですが、バッティングセンターで槙からアドバイスを貰ったことで燈子への気持ちを再確認しました。
侑の元ソフトボール部設定はここでバッセンに行かせるためだったんですね。普通の女子高生はバッセンには行かない(笑)。
確かにこの話はバッセンでするのが一番説得力がありますし。
燈子から連絡が来たところで7巻が終わりました。生徒会室で会うであろう二人は何を話すのでしょうか。
まとめ
結論:まなみどは癒し
それはそうと今回の巻は展開がかなり早かったですね。表紙は侑のソロなのに出番が少ないという(笑)。
あとは傍観者のポジションである槙はともかく沙弥香まで踏み台にしていったのはなんというか。
漫画的には侑と燈子が結ばれて終わるのでしょうが、沙弥香推しとしてはつらい。
特にスピンオフ小説『やがて君になる 佐伯沙弥香について』で彼女の過去については触れられてますしね。
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電子書籍だと現在半額なのでまだ読んでない人はぜひ読みましょう。
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5月10日には続編も出るのですが、本編がこの状況でどうなるのか楽しみでもあり、怖くもあります。
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そして巻末の予告では次の8巻で完結ということが発表されました。
好きな作品が終わるのは寂しいですが、連載は長ければいいというものでもありませんし、ちょうどいいところだと思います。
ここからどうやって話を終わらせるのか非常に気になります。
アニメ2期もあればいいなぁ……
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