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『Avalon -bloom- 幸福を迎える百合アンソロジー』の感想

百合アンソロジー感想

今回は『Avalon -bloom- 幸福を迎える百合アンソロジー』の感想を書いていきます。

Avalon」は百合専門レーベル「girls×garden comics」が販売する新たな百合アンソロジーです。

2018年6月に『Avalon 幸福を紡ぐ百合アンソロジー』『Avalon bitter 幸福を望む百合アンソロジー』が同時発売され、好評により続編の発売が決まりました。

今回も『Avalon -bloom- 幸福を迎える百合アンソロジー』『Avalon Alter -karma- 幸福を求める百合アンソロジー』の同時発売となっています。

前作からの続きとなっている作品もありますが、前作を読んでなくても特に問題はありません。

webで公開済みの話もあるのでリンク貼りました。

『Avalon -bloom- 幸福を迎える百合アンソロジー』の感想

レゾナントブルー(ヨルモ)

声フェチ×字フェチ。

こう書くとアレだが清々しい感じの正統派百合作品。

少しずつ仲良くなっていくパターンすこ。

めくったページの先に(しぐれうい)

女子高生と隣に住んでる小説家のお姉さんの話。

生活力皆無のお姉さんをお世話するJKいいゾ~これ。

傍らの星(くもすずめ)

ベランダ越しに会話していた相手は男だと思ってたのに女の子だったという話。

ノンケ主人公が性別なんて関係ないって気づくのいいよね……

初嵐のつむぎ歌(ヨドカワ)

農家の娘と体験プログラムに来た女の子の話。

タイプじゃなかったはずなのに惹かれていくの良すぎるでしょ。



独りよがり(吉田ばな)

webで公開済み
http://www.comic-medu.com/st/gg_shortstories/15
目つきの悪いぼっちと人気者女子の話。

ぼっちが少しずつ心を開いていく過程がよかった。

まだふたつの心(粉山カタ)

webで公開済み
http://www.comic-medu.com/st/gg_shortstories/14
学力に差があって同じ高校へ行けない少女たちの苦悩を描いた話。

お互いのことをわかっている感がよく出てた。絵もかわいい。

あなたの気持ちが聞けたなら(滝島朝香)

『Avalon bitter』の続き。人外×人間。

人外百合ならではのよさってあるよね。

針と糸(須藤佑実)

webで公開済み
http://www.comic-medu.com/st/gg_shortstories/17
ファッションデザイナーとパタンナーの話。幼馴染百合でもある。

変わっていく部分と変わらない部分の表現がいい。

まとめ

『Avalon -bloom-』はめちゃくちゃ完成度高いです。

特筆すべきはそのボリューム。289ページもあります。百〇姫コミックスの薄さに慣れてると特に感じます。

一迅社は新興勢力が出てきたことに危機感持ってほしいですね……

参加作家さんのネームバリューは双葉社や一迅社にかなわないものの、実力は十分。

まあ現在連載持ってる先生方はこのボリュームで描くの難しいでしょうが。

8月30日にはこのアンソロジーでトップバッターを飾った作品が表題作となっている、ヨルモ先生の短編集『レゾナントブルー』が発売されるのでそちらにも注目です。


Avalon -bloom-

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